相見積もりの取り方

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相見積もりは不可欠です

「相見積り」とは複数業者の見積りをとることです。
見積りはどこでも無料です。
面倒くさがらず、最低3社から見積りを取ることをおすすめします。

見積り依頼する業者を選ぶ

建設業許可業者か?

1件の請負代金が500万円未満の工事では、建設業許可は必要ありません。
施工経験の少ない業者、経営基盤の乏しい業者でも参入できます。

訪問販売や点検サービスには注意

「消費生活センター」のホームページによりますと、リフォームに関する相談の約7割は訪問販売による工事です。

地域での実績や経験を考慮

基本的に長年同じ場所での営業実績を持つ業者は安心です。
ウエブサイトを参考に、見積りを依頼する業者選びに時間をかけて下さい。
その際、価格を重視し過ぎるのは危険です。
大切なのは価格に見合うキチンとした仕事が出来るかどうかです。

相見積もりを依頼する時

  • 相見積りであることを伝えておきます
    他にどの業者に見積りを依頼しているか言う必要はありません。
     
  • 相見積りは比較するためのものです、希望する条件を伝えましょう
    塗料や予算、例えば「ピュアアクリル希望」「遮熱にして欲しい」など、同じ条件で見積りを出してもらいます。
  • 現地調査は絶対必要です
    現地見地調査なしで価格を出すとすれば、下地調整の必要が多い場合など、どこかで手を抜かざるを得なくなります。実際に見てもらいましょう。
     
  • 塗装会社や担当者の雰囲気を大切に
    電話の応対から、会社の雰囲気、信頼感、逆にいい加減さや横柄さなどもわかるはずです。
    現地調査の仕方やその対応からも、信頼できる業者か、何でも尋ねることが出来る担当者か確かめることが出来ます。

見積書の比較検討

見積り書は、単に値段の安い高いだけに注目しないようにしてください。
見積りの仕方に、業者の性格が出ます。 

一般的な見積もり書には次のような項目が挙げられています。

  • 「架設足場」などの作業設備に要する費用
  • 「高圧洗浄」「下地調整」などの塗装前の作業費用
  • 「塗装材料費」(塗料+作業人件費)
  • 塗装箇所の面積(数量・単価)などを詳細な項目にしたもの

施工面積の確認

面積の算出方法は業者によって違いますし、多少の誤差は常にありますが、見積り書を比較しながら、面積の確認を行って下さい。 

使用塗料の確認

一般的に用いられる塗料には、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素という種類があります。それぞれに特徴がり、当然価格もかなり違います。何を使うのか、必ず確認をなさってください。項目名が『塗料代』などと曖昧になっている場合は要注意です。

 下処理や修復作業の詳細確認

汚れた壁をきれいにするだけだったら、上から新しい塗料で仕上げれば、目的達成です。でも苔やカビが付いていたり、ひび割れが入っていたらどうでしょうか。すぐに塗膜が剥がれたり、雨漏りしたりと、問題が吹き出します。塗装は下地調整で決まります。表面に出ない部分なので、手抜きの行われ易い工程ですが、この作業の出来が、後の仕上がりに大いに影響します。 

 塗る回数の確認

一般的には、シーラー(プライマー)+上塗り+上塗りと、3回は塗ります。

「一式」が出てきたら

「一式」を使用することもありますが、まとめ方が大きい場合は、注意してください。内訳を確認しましょう。 

「無料サービス」はお得か?

例えば、「今だけ足場無料サービス」のような項目がある場合は、疑問に思ってください。絶対に必要な費用ですので、ここを無料にするということは、その分を必ずどこかが高くなっているか、本来必要なところを抜いているのか・・・でしょう。

安心できる業者選びのポイントまとめ

  • 基本的に長年同じ場所での営業実績を持つ業者は安心です。
  • 値段だけで高い安いを判断するのは危険です。
  • 保証出来るかどうかは大切ですが、後々のメンテナンスの相談に親切に対応できるかどうかを見極めることはより重要です。
  • 業者の説明が、親切で納得できるものかどうか、よく質問して判断してください。
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